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お墓を建てる場所は、大きくわけて「お寺の墓地」「霊園」「村墓地」の3つ。
違いは何? それぞれ選ぶメリット、デメリットは?
どうやって選んだらいいの? そんな疑問にお応えします。
知って納得!
安心してお墓を建てるための豆知識
「檀家」で安心
お寺の墓地にお墓を建てる場合、一般的に、そのお寺の「檀家」となって墓所の管理を一任するとともに、宗派のしきたりにならって故人を供養します。檀家になると子孫まで受け継がれます。
檀家とは
だんか
特定のお寺に所属する家になること
(お布施でお寺を支援する代わりに、葬祭供養の一切をそのお寺に任せる)
▼
多くの場合はお寺にお墓を建てる時に檀家になる
(お寺への有料会員登録のようなもの)
檀家になると、さまざまな恩恵を受けられる
《檀家になるメリット(恩恵)》
①日頃から手厚い供養を受けられる
(今後の法要(四十九日など)を一括で依頼できる)
②繁忙期でも法要を優先してくれる
(お盆やお彼岸なども檀家になっていると優先)
③仏事や法事などの質問をいつでもできる
(一周忌の日取り、◯◯法要っていつまで続ける?等、 素朴な疑問に回答してくれる)
④お寺で葬儀もできます
(一般的な葬儀センターよりも安くできます)
⑤子や孫の代、その先も安心
(ご先祖様の歴史がわかる過去帳があり管理してもらえる)
檀家になるにはどうすればいい?
《檀家になるには》
①檀家になることを「入壇」といい、それには入壇料をお寺に払う
②入壇料の相場は10万円ほど。
大きなお寺の場合30万円ほどになることもある。
③その他、管理料 年1〜2万円(お寺の維持や運営費)
修繕費や行事の支援費などをお布施や寄付としてお金を求められることがある(強制ではない)
④父親が檀家になっていれば、その妻も子どもも全て檀家とみなされる
檀家について、一般に言われていること
《檀家になるデメリット(不安)》
①入壇料・お布施・寄付が求められる
(昔と違ってお金の強制ではなく、 今はお寺さんが色々と相談に乗ってくれます)
②辞める時もお金がかかる
(檀家を辞める時を「離檀(りだん)」といい、これには 10万円〜15万円をお布施として納めるのが一般的ですが、相談により解決することができます)
お寺のご住職に解説していただきました
お寺のこと、宗派のこと、檀家のことをもっと知りたい!
「霊園」で安心
霊園は 「民間霊園」と「公営霊園」の2つです
●民間霊園:その墓地を販売・管理している民間の業者。
●公営霊園:管理者はその地方自治体。墓地使用の申し込みや改葬の手続きなど、すべて役所が窓口となる。
※公営霊園は石材店の指定ができない。※公営霊園のお墓は手に入れることが難しい。
霊園とは
れいえん
一般的に、お寺の敷地内にあるものを
「墓地」と呼び、それ以外を「霊園」と呼ぶ。
(公園のように開放的で 設備が整ったお墓を建てる土地のこと。)
墓地にお墓を建てる場合は、そのお寺の「檀家(だんか)」になる必要がありますが、霊園は檀家になる必要がありません。
《霊園のメリット(恩恵)》
①いつでも申し込みができる
(比較的墓地区画を入手しやすい傾向にあります。墓地区画は、先着順での成約となり、空きさえあれば永代使用料を支払うことですぐに入手できます。)
②宗教・国籍を問わず誰でも利用できる
(永代使用料や年間管理費を支払えば誰でも利用できます。多くの霊園では宗教宗派や国籍などを問いません。)
③利用者目線のサービスが充実
(民間企業が経営や運営に参画しているため、墓地の設計やサービスが利用者目線で行われています。芝生墓地や樹木葬墓地、ペットと入れるお墓など、ニーズに合わせた霊園開発が行われています。)
④区画面積やデザインを自由に選べる
(予算次第でお墓の区画や墓石のデザインを自由に選べます。狭い区画から広い区画まで自分たちが望む墓地を購入でき、その中で建てる墓石も和型や洋型など、さまざまなデザインが実現可能です。)
霊園に申し込むにはどうすればいい?
《霊園に申し込むには》
①空きさえあれば 永代使用料を支払うことですぐに入手できます。
民間霊園の墓地区画は、先着順での成約となります。
人気霊園においては、環境の良い区画はすぐに完売してしまうこともありますので、気に入った区画が決まったらまず予約を入れておくとよいでしょう。
②永代使用料(一例)
●民間霊園 60〜80万円 ●公営霊園 60〜80万円
③年間管理料(一例)
●民間霊園 5,000〜20,000円 ●公営霊園 600〜3,000円
霊園についての一般に言われていること
《霊園のデメリット(不安)》
①墓石工事の石材店が決められている
(民間霊園のほとんどは宗教法人や公益法人が経営し、民間の石材店が管理や工事などといった実務を行っています。そのため霊園内での墓石工事は指定石材店に依頼しなければなりません。)
②永代使用料が比較的割高
(民間霊園は、寺院墓地などと比べて永代使用料が割高です。寺院墓地は檀家のための墓地です。それに比べて民営霊園は、営利目的で運営されているという面が否めないため、費用が割高になってしまいます。)
③大規模霊園は山裾や郊外に多い
(山裾にあると駐車場から墓地まで距離が離れていたり、階段や斜面を登らなければなりません。)
「村墓地」のこと
古くからの集落や農山村の各地に点在する「村墓地」。地域の共同体などが運営管理する共同墓地や、その土地に暮らしてきた一族の墓地がこれにあたります。
現状では村墓地に地域の外の人が新しく墓を建てる余地はまずありません。
また、開発や区画整理による移転リフォーム、管理者不在による墓じまいなどの課題に直面している村墓地も多いのが実情です。
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